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■柱状拡散吸音体AGS

今回は日東紡音響エンジニアリング様の試聴室にお邪魔して、自然で快適な音場を作る新しいルームチューニング機構と称される柱状拡散吸音体「Acoustic Grove System」(AGS)の効果を試聴してきました。

3種類の太さの異なる円柱を、計算に基づいた適度な拡散反射を生む構成で組み合わせた、拡散パネルではなく拡散体です。
良くある拡散パネルは、見た目幾何学的な構造をしており、個人的にはそれが生み出す音の散らばりをダイレクトに、しかも心地よくイメージすることは出来ませんが、このAGSは見た目からも素直にその効果を受け入れることのできる自然な雰囲気を持っていることが好印象です。

実際に、試聴室ではAGSの敷き詰められた壁の前にカーテンを引いたデッドな状態と、前面のみAGS有り、プラス側面、プラス背面、と順を追って音場の比較試聴をしましたが、自然な残響感がありながら残響時間はさほど長くないという、効果がわかり易いのにイヤミが無いと言った印象を受けました。
単に音を散らばすだけでなく、3層におよぶ柱状構造が吸音の効果を持っているからでしょうか。

AGSには、部屋の要所へ自由に配置できる製品「Sylvan」もあります。(写真中央)
スピーカーの脇や間に1本ずつ並べただけでも、何かしらの効果を確認することができ、素人ながらに色々と置き場所や角度を調整ながら自分なりのリスニング環境作りが楽しめそうです。
何よりも見た目が自然な風合いで、プライベートやパブリックスペースで音を聴く際に、視界に入っていても音の邪魔をしないところがいいと思います。

また、部屋が変に響いているとつい吸音を考えてしまいがちですが、下手な吸音を行うよりは下手でも拡散した方が音場が整うのではないかと感じた今回の試聴でした。
そうした意味でも、次回は是非ライブな部屋においての効果を試聴してみたいと思っています。

技術的な詳しい内容は、日東紡音響エンジニアリング様のホームページをご覧ください。

■日東紡音響エンジニアリング

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